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研究テーマ

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は発達心理学者として,この円にある4つの研究を通して,

子どもの育ちに関わる要因を定量的に評価し,社会的要因を多角的な視点から検討することを通じて,地域や社会に貢献すべく国際的・学際的研究を行ってまいります。

石橋研究室のミッション

近年では,乳幼児期における教育への投資効果の重要性が挙げられており(Heckman, 2013),

子どもの育つ家庭や地域社会の質が非常に重要であるとされています。

「こどもの誕生前から幼児期まで」(子ども家庭庁,2023)の子どもが育つ環境の質,

特に,子どもにとって保育の質の保証は,子どもの健やかな育ちにつながり,

それらは,生涯にわたる健康や幸福を予測するものであるとされています。

 

私は発達心理学者として,以下のミッションを果たしていきます。

1.発達初期の認知・非認知能力の様相の解明

2.子育て環境改善に向けた実証研究

3.子どもの育ちを支える質の高い子育て環境の提案

発達初期の認知・非認知能力の様相の解明 

第一に,乳幼児の外界(人やモノなど)に対する情報処理能力の理解及びその個人差に関わる環境要因に資する研究成果の発信をしていくことです。 

子どもの認知・非認知機能の様相解明には,一定のサンプルサイズに基づいた発達の予測因や関連因を定量データにより検討していく必要があります。 

関連研究:

​論文URL

「幼児のスケールエラーの発達機序の解明」

「グリットの萌芽的能力の解明」

子育て環境改善に向けた実証研究

第二に,保育者人材における専門性開発・実践知の継承に資する研究成果の発信をしていくことです。

保育現場では園の保育実践・運営上において保育士の資質の維持・向上が重要視されています。

子どもの育つ環境構成を考えるうえで,保育士の専門性の維持及び向上を図ることは保育の質の中核を成す重要な要素とされます。

私は,子育て環境の中でも保育施設内の保育者の人材育成にまず注目し,保育士の熟達過程に関する研究,VRシミュレータを用いた保育士の保育介入行動の分析を行っています。

関連研究:

「保育士の早期離職や人材不足の問題」

​論文URL

子どもの育ちを支える質の高い子育て環境の提案

最後に,現代の子どもを育てる上でハードルになりうる社会的課題にアプローチをすべく,家庭内の子育て支援に繋がる研究を行っています。具体的にはロボットが母子環境の中に介在した時の母子の心理的変化を検討しています。

養育者及び子育てが孤立化しやすい現代社会では,情緒的サポートの少ない育児環境で,ロボットなどの第三者が介入することによる子どもの情緒的反応及び養育者の子育てに伴う心理的負担感の変化を明らかにしています。

研究は始めたばかりですが,今後は,コミュニティの中で生きる人々のニーズに応えられるような研究成果を発信できるよう努めてまいります。

関連研究:

「社会的孤立に陥りやすい現代の子育て」

子どもたちの幸せを願い,

より良い保育・養育環境の構築に向けたアプローチの発信を行っていきます。

© 2024 by Ishibashi Laboratory Edogawa university. 

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